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こんにちは、つぼい歯科クリニック院長の坪井です。

今回は、お母さんが妊娠中に赤ちゃんの歯を丈夫にできる食べ物についてお話したいと思います。

お腹の赤ちゃんにいい食べ物、色々ありますよね。
ミネラルが豊富で、栄養価も高くって…。

では赤ちゃんの「歯を丈夫にする」という食べ物は何でしょうか?
ズバリ「フッ素を含んだ食べ物」です。

海藻やイワシや海老などの海産物、牛肉やじゃがいもなどにも豊富に含まれています。

お茶にも含まれていますが、フッ素だけでなくカフェインも含まれているのでお腹の赤ちゃんにはおススメできません。

歯科医院や学校などでフッ素を歯に塗ったり、フッ素入りの歯磨き粉が売っていたりしますので、フッ素は歯を丈夫にするということは聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

歯はハイドロキシアパタイトという物質で主にできているのですが、これは酸に溶けやすい性質があります。

自由研究の定番のテーマで卵の殻や貝殻を酢につけておくと、柔らかくなるというのがありますよね。

石灰化物(タンパク質にカルシウムがくっついた状態のもの。貝殻、卵の殻、歯や骨など)は酸に溶けやすいという性質があるんです。

フッ素を塗ったり食べたりすると、このハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトという物質に置き換わることで、溶けにくい、丈夫な歯になるわけです。

置き換える方法は、歯に塗るか、食べ物として食べるかです。
「フッ素って歯に塗るものでしょ?食べ物からも摂るの?」
と思われた方も多いんじゃないでしょうか。

実は、フッ素は既に生えた歯に塗るよりも、歯が体のなかで作られている最中に食事を通して歯に取り込まれたほうが効率が良く、歯を丈夫にすることができるんです。

歯が体の中で作られている時期というのは、乳歯の場合、お母さんのお腹の中にいる時期から、乳歯が生えてくる前の時期です。
永久歯の場合、母さんのお腹の中にいる時期から12歳臼歯(じゅうにさいきゅうし)が生えてくる、12歳前後までになります。

大人になってからフッ素の入っている食べ物を頑張って食べても、残念ながら歯は丈夫になりません。

外国では水道水にフッ素を混ぜたりして、制度として子供がフッ素を摂取するようにしている国も多いです。
しかし、日本では家庭ごとの選択権を重視して、食事を通して自然な形で取り入れたり、歯科医院や学校などのフッ素塗布を通じて取り入れる、よりマイルドな方法が取られています。

偏食にならない程度に、ぜひ、食事を通して自然な形でフッ素を取り入れてみてくださいね。