こんにちは!岩国のつぼい歯科クリニック 小児歯科専門医の吉村です。
まだまだ寒い日もありますが、暦の上では春になり、花粉情報なんかも出始めましたね…。
アレルギー性鼻炎のある僕も、つらいシーズンです。

最近、歯並び相談などを受ける際によく聞かれるのが「家庭でできることないですか」というのがあります。

ご家庭でできること・・実はたくさんあるんです。

歯並びは歯列(しれつ)と咬合(こうごう)に分けられます。

1)歯並びは歯列と咬合(咬み合わせ)に分けられます。

歯列とは

叢生(そうせい)や八重歯など

咬合とは

歯の咬み合わせ(出っ歯や受け口、開咬、噛み合わせのズレ(交差交合))など

特に咬合に問題がある場合は、口の機能全体に影響が出る場合があります。

2)歯並びを治療するには順番がある

歯科医が歯並びを治療するには、鉄則ともいえる順番があります。

  1. 機能的な異常の問題
  2. 前後的な問題
  3. 上下的な問題
  4. 幅の問題

まず、手をつけなければいけないのはお口の機能的な問題です。

Ⅰ.機能的な問題(お口の悪い癖)

指しゃぶり、頬杖、舌の動きの異常、左右の咬み合わせが違う交差交合、鼻詰まり(口呼吸)などがあげられます。

Ⅱ.前後的な問題・上下的な問題

出っ歯や受け口と言われる前後的な問題、咬み合わせが深い過蓋咬合(かがいこうごう)などの上下的な問題を治療することとなります。

※開咬(かいこう)は機能的な問題の要素が多いので、そちらに含まれます。※

幅の問題は(叢生〔そうせい〕や八重歯などの歯列)は最後です。

3)機能的な異常の治療は、家庭でも治せるものもある

機能的な問題の中には、先ほど挙げた指しゃぶり、頬杖、鼻詰まり(口呼吸)などが含まれます。

頬杖

家庭で正しい姿勢で過ごすことなどや座り方などで改善することがあります。

指しゃぶり

精神的な要素が多く、歯科のみでは改善しません。
また鼻詰まりもアレルギー体質であれば難しい問題であり、耳鼻科で治療する必要があります。

4)スマホで歯並びも悪くなる?

また最近多くみられるのが、お口が開いてるお子さんです。

この場合、原因はいくつか考えられます。

鼻が悪い、舌が下の歯に当たっている(低位舌)。

そういった問題がある子もいますが、関係あるのがスマホの見過ぎです。

ゲームすると下を見るためにストレートネックとなり、首が前に落ち込み、舌も下に落ち込み、その結果お口が開いている…

お子さんはそんなことになっていませんか?

5)結局は体も心もバランスが大事です。

僕も姿勢が悪く、歯並びも矯正して直しましたので、大きなことは言えませんが、最近特に、歯並びと姿勢には深い関連性が示されています。

また指しゃぶりや癖には心の動きが関連しており、歯科だけでは治せない問題が多く含まれます。お子さんの歯並び以外に問題がないか、歯並びを見る際に少し考えてみませんか?

まとめ

いかがでしたか?

  • 歯並びは歯列と咬合に分けられる。
  • 歯並びを治すには順番があり、まず機能的な異常が問題となる。
  • 機能的な問題の中には、癖や習慣などは家庭で注意すれば解決できることもある

「うちの子はどうかな…?」と思われる方は、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。