こんにちは!岩国のつぼい歯科クリニック 歯科医師の松浦です。
そろそろ企業や学校の歯科健診のシーズンですね。

今回はむし歯予防のための、フッ素についてお話していきます。

フッ素について

フッ素といえば、テレビCMなどでも、虫歯予防の代名詞のように言われていますね。

 

実際、フッ素は虫歯予防に対して、しっかりとした効果が得られることが明らかになっています。

参考 ドクターズブログ:フッ素は危険?3歳~6歳ぐらいの子どものフッ素についての話

フッ素が歯を丈夫にするメカニズム

フッ素の作用としては、歯の表面構造を丈夫で安定なフルオロアパタイトという構造に変化させて溶けにくい歯、虫歯に強い歯にするというものです。

 

虫歯を予防するという点からすると、欠かせない存在であることは確かです。
フッ素は食品にも含まれており、紅茶などにも含まれています。

参考 院長ブログ:お母さんが妊娠中に赤ちゃんの歯を丈夫にできる食べ物とは?

歯みがき粉とフッ素

フッ素はほとんどの歯磨き粉に配合されています。

市販品の約9割がフッ素配合みたいです。

逆に、フッ素入りではない歯磨き粉を探す方が困難なようです。

高濃度フッ素含有の歯みがき粉について

フッ素濃度が950ppm程度である歯磨き粉がほとんどでしたが、最近では高濃度フッ素と言われる1450ppm程度まで認可されました。

濃度が高い方が虫歯の予防効果は高いです。
しかし、注意も必要です。

高濃度のフッ素による副作用リスクもあるため、6歳未満のお子さまへは使用させない、また、保管も6歳未満のお子さんの手の届かないところにするように、厚生労働省より各歯科医院に通知が来ています。

小さなお子様がいるご家庭では、注意してご使用ください。

 

歯みがき後うがいをするとフッ素が洗い流されます。

フッ素入りであることを意識するのであれば、歯磨き後のうがいはほどほどにして、お口の中にフッ素が残る方が効果的です。

もっと確実な方法として、歯磨き後普通にしっかりうがいをして、唾液の分泌の少ない寝る前にフッ素入りのジェル歯に塗って寝るという方法もおススメです。

歯科医院でのフッ素塗布と自宅でのフッ素を併用しても大丈夫なの?

作用機序が違うので、併用して問題ありません。

歯科医院で使用しているフッ素の濃度は9000ppmです。

毎日ご自宅でフッ素で虫歯予防をして、あとは定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を用いて予防を行っていくのがベストではないかと思います。

フッ素入りの洗口剤について

他にも洗口剤と言ったうがい薬のようなものによるフッ素の応用もオススメです。

 

洗口剤は歯磨き粉やフッ素入りジェルよりも細かい部分にフッ素が入り込んで虫歯を予防してくれるので、予防効果が高いです。

つぼい歯科クリニックではミラノールという洗口剤をおすすめしています。

就寝前にうがいをします。

お口の中にフッ素が残っている状態において、歯の表面構造が変化していきます。

先ほどの歯磨きの後のうがいもそうですが、お口の中にフッ素が残っているということが重要なんです。

寝る前洗口剤でうがいをして、そのまま寝るというのは理にかなっているように思います。

 

年齢やお口の中の状態によっても、より良いフッ素の使い方が異なりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

  • フッ素とは歯の表面に作用し、歯を丈夫にします。
  • 高含有量のフッ素入り歯磨き粉が発売されましたが、6歳未満のお子さまのいるご家庭では注意が必要です。
  • フッ素はお口の中に長時間残っていることが大事なので、寝る前にフッ素入り洗口剤の使用がおススメです。