ワイヤー矯正の場合は「終わる時期からの逆算」がおススメ。一方で、インビザラインの場合は「いつでもOK」のワケ。

こんにちは。岩国のつぼい歯科クリニック 院長の坪井文です。
今回は成人の方の歯並び矯正についてお話します。

成人矯正というのは、20歳以上からではなく、乳歯がすべて永久歯に生え変わった方(だいたい12歳以上の方)が対象となります。

 

矯正治療も進化しています。

透明マウスピース矯正に興味があるけど…

以前は、マウスピース矯正は適応が非常に狭く、
「あなたの歯並びには、ちょっとマウスピース矯正は厳しいかもしれません」
ということが多かったです。

しかし、最近はマウスピース矯正の適応症例範囲が広くなってきました。

マウスピース矯正単独では難しい歯並びの方
  • 手術が必要なほどの症例
  • 重度の受け口
  • 重度の開咬(かいこう)
  • 歯が大きく回転している(捻転:ねんてん、と言います)

マウスピース矯正、とくにインビザラインの適応症が増えたことにより、現在では様々な治療法から、あなたにぴったりの方法を選ぶことができるようになってきました。

成人歯列矯正の種類

部分矯正

気になる場所をワンポイントだけ治す治療法で、短期間・低価格で治すことができます。奥歯や犬歯を移動させることや、口元を引っ込めることは対象外となりますので、適応症例は限られています。

部分矯正ができる方
  • 奥歯が1本だけ歯が咬んでいない
  • 前歯が1本だけ反対に噛んでいるけれど、顎の広さにゆとりがある
  • 一番奥の歯(12歳臼歯)が手前の歯にひっかかって上手く生えてこない

などの時におススメです。

ワイヤー矯正(エッジワイズ法)

長い歴史と実績があり、ほぼ全ての症例に対応できます。

6歳臼歯と呼ばれる、奥から2番目の歯が無かったり、割れていたりすると難しい場合もありますが、インプラントなどを併用して治療できることもあります。

マウスピース矯正(インビザライン)

最先端の治療法の一つで、高性能の3Dスキャナで口の中を記録し、透明マウスピースを使って歯並びを治していきます。

装置は透明で目立ちませんが、長時間(毎日20~22時間)使用する必要があります。
その他にも、チクチクしない、頬が傷つかない、食事制限がない、歯磨きしやすい、スポーツをしている人は怪我のリスクがずっと低い、など利点がたくさんあります。

極端に歯並びが悪い時は、この治療法が選べないことがあります。
通常、週1回、新しいマウスピースに交換しながら歯並びを治していきます。

マウスピース矯正(インビザラインGo)

奥歯を動かす必要が無い症例限定のインビザライン矯正です。
治療期間と費用がインビザラインの半額になるのでお得です。

ただし、奥歯を動かさずに気になる部分を治せる症例に限定されます。

治療法別の治療開始タイミングは?

ワイヤー矯正の場合は、装置が目立つので、写真を撮ることが重要なイベント(結婚式や成人式など)がある前に治療が終わるように始めることがおススメです。
「この日までに終わります!」と100%保証することは難しい場合もあります。

装置が何度も外れたり、矯正中に虫歯治療をする必要があったり、顎間ゴムというゴムの使用時間が足りないなど、なんらかの事情で治療期間が延長することもあり得るからです。
ゆとりをもって開始することをおススメします。

目立たない矯正を選んで、大きなイベントで困らないようにする

インビザラインのように目立たない治療の場合、成人式や卒業式の写真撮影などでは、付けたままでも問題ないことがほとんどです。

結婚披露宴のように、会食の時間が長く、食事の必要がある時は1日だけ外して過ごし、その代わりにマウスピースの交換時期をその時期だけ少し長めに使う、という方法もあります。

*結婚式などの特別なイベント限定です。

しょっちゅう外して過ごしたら歯が上手く動かないので要注意です。

現在の矯正治療には、治療中の見た目、抜歯の有無、治療の範囲など、多様な選択肢があります。事前にシミュレーションもできるので、ご希望の方はご相談ください。

まとめ

いかがでしたか?

  • 透明マウスピース矯正の適応範囲は広がってきましたが、マウスピース矯正単独では治療が難しい歯並びの方もいます。
  • 成人矯正は、部分矯正、ワイヤー矯正、透明マウスピース矯正など今は選択肢も増えてきました。
  • 治療のタイミングは、ワイヤー矯正は成人式や結婚式などのイベントから逆算して余裕を持って開始するのがおススメ、マウスピース矯正は気にしなくて大丈夫です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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