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親知らずの抜歯についてのよくある質問

親知らずを抜いた方が良い場合と、抜かなくて良い場合の違いは何ですか?

現代人の親知らずの歯がまっすぐに生える確率は、10~30%程度と言われています。多くの人の親知らずが、まっすぐ生えることができずに斜めに生えている、生えてくることができずに骨の中に半分もしくは全部埋まっている状態にあります。こうした「斜めに生えてきた親知らず」「半分だけ生えている親知らず」は、自己管理が非常に難しく、虫歯や歯周病になったり、親知らずの手前の歯(第二大臼歯)の虫歯の原因となったりすることがあります。そのような状態の親知らずは抜歯した方が良い場合があります。
逆に、虫歯も歯周病もなく、きちんと自己管理できる状態であり、向かいの歯と咬んでいる状態の親知らずは抜歯の必要がありません。

親知らずに痛みが無いのに、抜いた方が良いと言われました。どうしてですか?

虫歯や歯周病がすでに認められ、放置することにより強い痛みの原因となる、手前の歯の虫歯や歯周病の原因となる場合は、まだ痛みが出る前であっても、抜いた方が良い場合もあります。特に半分以上が歯茎に埋まっている状態の親知らずは、防湿(唾液などの水分が治療術野に入らないようにすること)が不可能で、精密な治療が困難であることもあります。自己管理できない、咬んでいない、すでに虫歯や歯周病である、精密な治療が不可能であるなどの理由が複数ある場合、痛みが無くても抜歯対象となる可能性があります。また、矯正治療の邪魔になるため、抜歯対象となることもあります。

親知らずを抜歯したら腫れますか?

一般的に、抜歯後に縫合しなければ腫れることは非常に稀です。親知らず全体もしくは半分が歯茎の中にあり、抜歯時にメスで歯茎を切らないといけないケースなどで、腫れることはあり得ます。
抗生剤を指示通りに服用していても、抜歯時の出血が粘膜や筋肉の下に流れ込み、内出血状態となると腫れます。粘膜の傷が早く治癒するように、しっかりと縫合することで、血が口腔内に逃げずに粘膜下・筋肉下に入り込んでしまうことがあるからです。逆に、メスで切らない場合は、歯を抜いた穴から血液が口腔内に逃げるため、腫れにくいです。

親知らずを抜くときって痛いですか?

麻酔をしているため、痛覚は遮断できます。とはいえ、何も感じないわけではありません。歯を抜くとき、ぐいぐいと歯を押される感覚はあります。しかし、上顎の親知らずの抜歯を痛がる患者さんは稀です。
下顎の親知らずに関しては、親知らず周囲の骨が分厚く緻密であるため、人によっては麻酔が効きにくいこともあります。当院ではあらかじめ、親知らずの抜歯では伝達麻酔という強めに麻酔がかかる麻酔法を、通常の麻酔法(浸潤麻酔)と併用します。多くの方はこれで無痛での抜歯が可能となります。

親知らずを病院口腔外科で抜いた方が良いと言われました。どうしてですか?

下顎の親知らずの場合は、下顎管という神経と動脈が入った管と距離が近いことがあります。滅多にあることではありませんが、万一抜歯するときに動脈を傷つけてしまうと、止血が非常に困難となってしまいます。
当院でこうした事故を経験したことはありませんが、医療において安全であるということは何にも代えがたいものですから、動脈(下顎管)と距離が近すぎる場合は、病院口腔外科での抜歯をお勧めしています。
レントゲンもしくはCTにて、歯と下顎管に十分な距離があると判断できる場合は、当院でも治療可能です。

抜歯後、食事制限はありますか?

食事制限はとくにありませんが、辛い食べ物は傷口がしみますので、避けた方が無難でしょう。
また、傷口を温めたり冷やしたりも、痛みや治癒遅延の原因になります。さっと飲食される程度は問題ありませんが、傷口を温めたり冷やしたりする目的で長時間口腔に飲み物を含んだりはしないようにしてください。
また、親知らずの抜歯の場合、麻酔を多めに使用することが多く、痺れているうちは硬いものは避けるようにしてください。誤って頬粘膜などを強く噛んでしまうことがあります。

親知らずとは何ですか?

第三大臼歯のことで、顎がしっかりと発達した方の場合は、まっすぐ生えて他の歯と同様に歯として機能します。
ただし、日本人で親知らず(智歯)がまっすぐ生えてくる割合は、わずか20%程度だと言われています。親知らずがまっすぐ生えてこない原因は、現代人の顎がほっそりと小さくなってしまったため(ただし歯の大きさは縄文時代と比較して、ほとんど小さくなっていない)、親知らずを含めた32本の歯が顎に並ぶスペースが無い人が多くなったからだと言われています。10代後半~20代前半で生えてくるため、「親が気付かない」=「親知らず」と呼ばれています。

将来、子どもの口の中の親知らずが斜めに生えてくるだろうと言われました。何歳頃に抜くのが良いですか?

レントゲンを見れば、親知らずがまっすぐ生えてくるか、斜めになってしまうかは生えてくる前の12~16歳頃には分かります。斜めになってしまった親知らずの抜歯時期ですが、一律に「いつの抜歯が最適か」が決まっているわけではなく「虫歯・歯周病・智歯周囲炎になったら抜歯」と勧められることが多いです。ただ、個人的には「15~17歳での抜歯」をおススメしたいです。成人してから抜歯すると、第二大臼歯の遠心(奥側)に深いポケットが残ってしまう、親知らずの根っこが完成して下顎管により接近してしまう、第二大臼歯に虫歯を作ってしまってから抜くよりも、早めに親知らずを抜歯した方が良い、などがその理由です。

今回、親知らずが初めて腫れました。抜きたくないのですが、抜かずに置いておいたらどうなりますか?

寝不足や風邪などで体力・免疫力が低下したときに一時的に親知らずが腫れることは珍しくありません。
何度も腫れることを繰り返している親知らずならば、抜歯がおススメです。しかし、今回初めて腫れて、出来れば抜歯は避けたいとお考えならば、1)抗生剤を服用して様子をみる 2)歯科医院で洗浄・抗生剤の軟膏を歯周ポケットに塗って様子を見る、という方法もあります。1~2)をしてみても腫れがひかない、いったん腫れが落ち着いても繰り返す場合は、抜歯しましょう。抜かずに放置すると、より重症化した炎症の原因になったり、延々と腫れが続いたりする可能性があります。

矯正治療をしたくて相談したら、親知らずを抜くよう言われました。どうしてですか?

矯正治療が必要になる方の場合、顎が小さくて親知らずがまっすぐに生えてこれない場合が多いです。横を向いた親知らずは、隣の歯に圧力をかけ、歯並びを乱す原因となったり、矯正治療でキレイになった歯並びを後戻りさせてしまったりすることがあります。親知らずを抜くことで、矯正治療後の歯並びの安定を図ることができます。
また、奥歯をより奥に移動させて歯並びのガタガタや、出っ歯の改善をする場合、親知らずを抜くことでスペースを確保できることがあります。
こうした「親知らずを事前に抜歯することで得られるメリット」がある場合は、矯正前に抜歯をする方が良いことがあります。

親知らずを抜歯するのに、費用はいくらくらいかかりますか?

親知らずの状態によって、費用は変化します。処置料はおおよそ以下を目安にしてください。
・まっすぐ生えている場合:1500~2000円程度(他の奥歯と同じ)
・斜めに生えていて歯を骨の中で分割しないと抜けない場合など:2400~2600円程度
・完全に骨に埋まった親知らずで、親知らずが横を向いている場合:4500~5000円程度

抜歯した後の腫れは、どのくらいの期間で治りますか?

個人差はありますが、多くの場合、抜歯後翌日~3日目にかけて腫れのピークを迎え、1週間に腫れがおおむね引き、歯茎が完全に元に戻ったと感じるのは2~3週間後のことが多いです。

ただし、抜歯後のカサブタ(唾液に濡れているので、灰色のふわふわしたカサブタになります)が歯を抜いた後に留まらずに流れてしまうと、ドライソケットいう症状がでることがあります。抜歯後うがいをなるべく避けることで、ほとんどの場合ドライソケットを予防できますが、万一この症状が出てしまうと治癒に1か月以上かかることがあります。

翌日に消毒、1週間後に抜糸と言われました。忙しいので、受診を省略することはできませんか?

翌日の消毒は、傷口を縫い合わせた糸が外れたり、膿んだり、ドライソケットになっていないかを確認し、消毒するために受診して頂いています。抜歯後2日間、ウガイを避け、傷口を安静にすることができるならば省略できることもあります。もちろん、症例によっては翌日の消毒を省略できないこともあります。
縫合した場合は必ず抜糸はしなければなりません。1週間後は用事があって受診できないという場合は、抜歯前にスケジュール調整を申し出てください。一般的な絹糸は1週間後に抜糸しなければ細菌が増殖してしまいますが、ナイロン糸であれば2~3週間後の抜糸でも問題ありません(絹糸より少しチクチク感があります)。

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