マウスピース矯正の治療手順
2023年11月1日
こんにちは、岩国市のつぼい歯科クリニックおとなこども矯正歯科 院長の坪井です。
インビザライン(Invisalign)に代表されるマウスピース矯正は、
金属ワイヤーを使用しない透明なマウスピースを使った治療です。
前回は、治療期間と回数について解説しました。
参考リンク
マウスピース型矯正の治療期間と回数の目安
今回は具体的な治療手順について解説したいと思います。
インビザライン治療の手順
1)初診とカウンセリング
インビザライン治療を受ける前に、
自分の歯の状態や治療の必要性について
相談しましょう。
気になっているポイントや、
矯正には抜歯が必要なのか
非抜歯で治療可能か、
治療期間や費用はどのくらいになるか。
しっかりお時間をとって
相談していただくために、
矯正相談はぜひご予約をお取りください。
2)虫歯治療や抜歯
虫歯が見つかったら、
矯正治療前に治しておくことを
おススメします。
また、奥歯をより奥に動かして
歯並びを綺麗にする治療法を使う場合は
親知らずの抜歯が必要となることがあります。
3)矯正資料の記録
矯正治療の方針を決めるため、
矯正器具(マウスピース)を作成するため、
矯正資料を記録していきます。
レントゲン検査(3枚)、
歯科用3Dスキャナーによる
口腔内のスキャニング、
口腔内写真や顔貌写真の記録などを
おこないます。
4)治療計画の立案(クリンチェックの作成)
取得した3Dデータをもとに、
コンピュータープログラムを使って
治療計画が作られます。
2~3週間程度お時間をいただきます。
計画立案が出来次第、お電話にてご連絡させていただきます。
5)アライナーの製造
治療計画ができたら、あなた専用の
特別な透明なマウスピースが作られます。
外国の工場で製作されたマウスピースは
空輸で医院に届けられます。
6)治療初回
いよいよマウスピースを口に入れての生活が始まります!
マウスピースは透明で、取り外しできますから、
普段の生活に支障をきたしません。
初回では注意事項の説明と、
マウスピースの着脱練習をします。
7)治療2回目(アタッチメントの装着)
マウスピースが歯をより動かしやすくするための
アタッチメントという、
歯と同じ色の小さな装置を装着します。
アタッチメント装着個数にもよりますが
この2回目だけは少しお時間がかかります。
(60分~80分)
8)マウスピースを交換しながらの生活
治療が進むにつれて、通常は1週ごとに
新しいマウスピースに交換します。
新しいマウスピースは、
前のものより少しずつ違う形をしていて
歯を移動させていきます。
加速装置を用いる場合は、
7日交換ではなく4日交換にできる
場合があります。
その場合は、治療期間をぐっと
短縮できます。
矯正中の受診頻度は治療計画に基づくので
症例によってまちまちです。
受診ごとに歯がきちんと
移動しているかどうかを確認し、
必要なら調整を行います。
9)治療完了
治療が終了したら、アタッチメントを除去し
後戻りを防止するためのを装置(リテーナー)の
型をとります。
リテーナーは夜に使うことが多いです。
10)アフターケア
治療が終わった後も、歯をきれいに保つために
定期的に歯医者さんに行くことが大切です。
また、リテーナーを使って
歯が後戻りしないように気をつけていただきます。
症例によりますが
・全体矯正(インビザライン フル)で1年半~2年
・部分矯正(インビザライン GO)で半年~10か月
程度の期間で、上記1)~9)の治療を行うことになります。
まとめ
・インビザライン治療は、カウンセリング→資料→治療と進んでいきます。
・治療2回目は、60~80分お時間がかかります。
・具体的な治療計画は、あなたの歯の状態に合わせて決まりますので、
詳しくは個別にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。