★大人気★キッズルームが新しくなりました!!
2023年3月29日
3月2日から、新しいキッズルームが
オープンしています????
2階はおもちゃ箱をイメージした
玩具でいっぱいの楽しい空間に♪
1階は宝探しフィールドをイメージした
ワクワク空間になっています✨
1階の秘密の宝箱の中身は、
ぜひ直接ご確認くださいね~✨✨✨
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2023年3月28日
こんにちは、つぼい歯科クリニック勤務医の荒田です。
今日は歯磨き粉について話していこうと思います。
近年多くの歯磨き粉が店頭に並び、果たして
どれを選んだらいいのか迷った経験はないでしょうか。
今回のこの記事で歯磨き粉を選ぶ一助になれば幸いです。
1)歯磨き粉の歴史
日本における歯磨き粉の祖先をご存じでしょうか。
それは『焼いた米糠』『若葉などを焼いた灰』『焼き塩』
江戸時代より更に以前から使用されており、
少量の水に溶いて現代の歯磨き粉のように使っていたようです。
焼いた米糠や若葉はアルカリ性で、殺菌作用を有します。
当時はまだ虫歯菌や歯周病菌など病原菌の存在が
判明していなかったにも関わらず、
経験的に良いことが分かっていたんですね。
焼き塩は、おそらくは塩の粒子を研磨剤のように
使ったものかと思います。
江戸時代からは研磨剤と漢方薬
(血行を良くする丁子や、抗菌作用がある香料の龍脳など)を
混ぜた歯磨き粉が江戸っ子に普及していきました。
つまり歴史的に歯磨き粉は
・研磨作用
・抗菌作用
・口臭予防
を目的に使われてきたのです。
2)歯磨き粉の効果
現代の歯磨き粉は、以下のような効果が得られます。
研磨作用:効率的に歯垢を取り除き、ステインの除去も期待できます。
抗菌作用:虫歯菌や歯周病菌の活動を抑えます。
口臭予防:歯と歯茎を清潔に保つことで口臭を予防します。
再石灰化作用:フッ素の働きで、虫歯を予防します。
そのほか:知覚過敏や歯茎の血行改善などを目的とした歯磨き粉もあります。
3)歯磨き粉選びに、何を重要視すべきか
歯医者としては
・メントールが強すぎないこと
・発泡剤不使用、もしくは低発砲タイプであること
・フッ素が配合されていること
・研磨剤が歯に優しいタイプのものであること
・知覚過敏や歯周病など、そのほかに重視することがあれば目的にあったもの
といった歯磨き粉をおススメしています。
実のところメントールによる口の中の清涼感や、
発泡剤による泡立ちには汚れを落とす能力はありません。
泡立つことにより磨いているイメージを強くさせ、
清涼感を得ることですっきりとした気分にさせる為に
配合されているのです。
「磨けてなくても磨けたと錯覚しやすい」ために
香料も発泡剤も控えめのものがおススメです。
フッ素配合については、国内のほとんどの歯磨き粉に
配合されているので、あまり考える必要が無いかもしれません。
研磨剤は粒子の大きいものはステインの除去効率は高いですが
歯周病に罹患している場合は、歯茎と歯の境目に
入り込んでしまったり、歯の表面を傷つけてしまったり
することがあります。
ですので、研磨剤は粒子が細かいか柔らかいか、
あるいは薬効成分の粒子が研磨剤的な働きもするため
あえて研磨剤として炭酸カルシウムや無水ケイ酸などは
不使用であるか、といったものがおススメです。
いっぱい、成分名が出てきて、覚えきれませんね!
自分で選択するのが難しければ歯医者に相談するのが一番かもしれません。
どこの歯医者さんでも、このあたりのことを考えた上で
おススメの歯磨き粉を窓口販売していると思います。
まとめ
1.香料も発泡剤も控えめの歯磨き粉がおススメです
2.種類がとてもたくさんあるので、ご自身のお口の状態に
ぴったりの歯磨き粉に迷ったら、
歯科医師か歯科衛生士に選んでもらいましょう
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年3月26日
こんにちは、つぼい歯科クリニック勤務医の荒田です。
本日は案外多くの人が悩まされている
知覚過敏についての話をしようと思います。
一口に知覚過敏と言っても、原因は様々あります。
1)知覚過敏の原因
・歯磨きの時の力が強い
・歯周病で歯茎が下がった
・かみ合わせが悪くて歯茎が下がった
・食いしばりや、上下の歯を接触させる癖による
・体調やホルモンバランスが乱れ
2)なぜ知覚過敏は起こるのか
<歯の構造>
歯は外側から
・エナメル質…硬い外殻
・象牙質…少し柔らかめの中層
・歯髄…神経や血管が通っている
に分けることが出来ます。
通常口の中で見えている歯はすべてエナメル質の部分であり
よっぽど強い衝撃や、激しい冷温差でなければ
知覚過敏が起こることは稀です。
<歯が刺激を感じる理由>
中層にあたる象牙質の表面には
『象牙細管』という約1μm(1mmの1/1000)程の
微小な穴が開いており、歯髄とつながっています。
『象牙細管』の内部には水分が入っており、
この水分が歯への刺激を歯髄に伝えます。
<知覚過敏の原因>
通常冷たい飲み物や歯ブラシが当たっても、
エナメル質が刺激をブロックします。
しかし、加齢や過剰な食いしばり、
歯ブラシの圧が強いことなどにより歯茎が下がり、
象牙質の表面が口の中に露出してしまうと、
刺激を直接的に受け取ってしまうことにより
知覚過敏が生じるのです。
3)知覚過敏の原因(歯茎が下がる)は治せる?
歯茎が下がってしまったことが原因で
知覚過敏が起きるならばのならば
下がった歯茎を元にもどせばいいじゃないかと
考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし現実的には一度下がってしまった歯茎を
元に戻すことは困難です。
歯周再生療法(外科的手術)で回復できるケースもありますが
全体的に広範囲に歯茎が下がっている場合は
回復することは非常に困難です。
だからこそ、最初から歯茎が下がらないように
歯磨きや定期的なクリーニングを行うことが重要です。
4)知覚過敏の治療法
~基本戦略は露出した『象牙細管』の入り口をふさぐこと~
<自然治癒>
唾液の中には大量のカルシウムが含まれており、
知覚過敏が軽度なら、唾液の作用で
象牙細管の入り口がふさがれ、しみなくなっていきます。
また、人体には自分が害になる刺激を受け続けると
それを遮断しようとする働きがあります。
歯も刺激を受けると、象牙細管事態を細くしていき、
刺激を受けたとしても大きく反応することが
ないようなっていきます。
<薬液の塗布>
自然治癒が見込めない中等度以上ですと
薬液で象牙細管の入り口をふさいでしまいます。
<しみにくくなる歯磨き粉の使用>
神経が刺激に反応しにくくなる歯磨き粉も
市販されており、薬液の塗布との併用を
おすすめすることもあります。
まとめ
1.そもそもの原因を生まないように衛生を保つ努力をしましょう
2.知覚過敏が最終的には収まってくるので、それまでは強い刺激を与えないようにしましょう
知覚過敏が起きる原因など少しでもわかっていただければ幸いです。
最後になりますが、今回説明した内容だけが
知覚過敏の原因となる訳ではありません。
様々な要因により生じる病気でもありますので、
知覚過敏が強く出るようになってきたな、など
感じましたら歯科にかかることをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2023年3月18日
こんにちは、つぼい歯科クリニック勤務医の荒田です。
今回は前回に引き続き、根管治療のお話の続きとなります。
前回のお話
根管治療に種類があることをお話しいたしました。
今回は、根管治療の手順についてお話させてください。
①虫歯の部分を削り取る
神経がある場所まで歯を削ります。
この時当然麻酔をかけて行うのですが、
例えば治療前からすでに痛みがある場合、麻酔が効きにくい場合があります。
そのような場合は、先に服薬で炎症を抑えて
麻酔が効きやすくなってから治療開始することもあります。
②神経を取る
根の先端まで細い針金のようなヤスリを通し、神経を取っていきます。
③根の管をキレイにする
消毒液で根の管を消毒します。
理想は無菌にすることですが、現実的には不可能と言われています。
細菌を含んでいる唾液が入らないように、
隔壁(唾液が入らないようにするための防波堤のようなもの)をつけたり
ラバーダムやZOOといった唾液が入らないようにする道具を用いて
根管を綺麗にしていきます。
【注意!】根の治療中は、ウガイできない!
根管治療の辛いところは、なんといっても
「ウガイが出来ない」「口をあけっぱなしでいないといけない」ところ。
なぜ開け続けなければならないのか、というと、前述のとおり
「唾液が根管に入らないようにしなければいけないから」
口を閉じてしまうと、どうしても唾液が根管に入ってしまいますし、
そもそもラバーダムやZOOを用いている場合は口が閉じられません。
口を閉じることすらできない状態なので、
休憩や中断なしに治療が進みます。
顎がだるくて大変だとは思いますが、
この治療中だけは患者さんに頑張ってもらわないといけません。
④薬を詰める
さて、根の管を完全にキレイにし終えた後、
薬を詰めて終了となります。
レントゲンを撮り、根の先までキレイに薬が詰まっていれば
晴れて根の治療完了となります。
そのあとは歯の形を取り戻していく治療が開始されていくのです。
そう…つまり、このあと
⑤土台を作る
⑥冠の形を作って型を採る
⑦冠を装着する
と、まだ続くのです…。
回数かかりますね。
歯医者が「長い」と嘆かれてしまう、手順の多さを
知っていただけたら嬉しいです。
まとめ
根の治療には時間がかかるが、必ずやらねばならない治療である
二回にわたって根の治療に関して話してきましたが、少しでも分かっていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年3月18日
こんにちは、つぼい歯科クリニック勤務医の荒田です。
今回は患者さんにとって
「歯科治療の中で何をやっているか一番わからない」と言われる
根っこの治療について話していこうと思います。
根管治療
Root Cannal Treatment(歯の根の治療)
患者さんの立場からすると何をやっているのかよくわからず、
やっている最中は口を開けっ放しだし、
ウガイさせてもらえないし、
あげくに回数はかかる、
という中々に理解しがたい治療ですよね。
何故、根の治療をするのか
治療の名前としては根の治療ですが、
実際やっているのは歯の神経が入っている管の治療になります。
歯の神経は、イラストの赤い部分です。
そして、実は神経が生きているか、死んでいるかでも治療内容は変化するのです。
A)神経が生きている場合
例えば虫歯が進行してしまい、神経まで到達したとします。
歯の神経は炎症を起こし、夜眠れないぐらいの激痛になります。
そうなってしまうともう神経を取るしか治療方法はありません。
麻酔をして、炎症を引き起こしている神経をすべて取り、
歯の神経が入っていた管も細いヤスリをかけて、
感染物質を綺麗に取り除きます。
炎症症状を発している神経を取ってしまえば
ある程度症状は改善しますし、
虫歯菌の繁殖も大きく広がっているわけではないため、
比較的回数は少な目で済みます。
B)神経が死んでいる場合
神経が死んで時間があまり経過していなければ、
治療法そのものは神経が生きているときとあまり変わりません。
しかし問題なのは神経が死んで時間が経ってしまっていた場合です。
神経が死んで時間が経つと、根の先に膿がたまった病巣が出来上がってしまいます。
こうなってしまうと、単に根の中をキレイにしただけでは収まらず、
病巣内の膿を出し切らなければ治療を終えることができません。
病巣が大きければ大きいほど内部の膿は多く溜まっているため、
治療の時間、回数はその分増えることとなるでしょう。
さて、長くなりましたがひとまず神経の治療にも違いがある、
ということを少しでも知っていただけたら幸いです。
次回ではいよいよどのような治療をしていくのか、
というところに視点を向けて話していこうと思います。
今回のまとめ
・歯の神経まで虫歯が到達すると、とても痛いです。
・神経に虫歯が達すると一般的に根っこの治療をすることになります。
・根の先の膿が出来てしまうと、治療期間や回数が増えてしまうことが多いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
料金体系は、料金表をご参照ください。