院長のお誕生日会をしました♪
2018年7月28日
こんにちは!つぼい歯科クリニック スタッフのキバちゃんです♪
今日は院長のサプライズお誕生日会をしました。
ちょっと院長を呼ぶタイミングがずれて、バレてしまいましたが><、院長はとても喜んでいました。
ケーキはラポルトルージュさんです。この季節は丸ごと桃のケーキがありますからね♪
超おいしいのでおススメです!
院長は「年齢があがることは私にとってはうれしいこと」だそうです。
チーフと小松リーダーは「年齢が下がりたい」そうで、アラフォーで意見が分かれました。
レインボーキャンドルはピンク色です。
ちょっと写真では炎が見えにくいですが、きれいなピンク色でした。
院長、お誕生日おめでとうございます♪
記念にパチリ☆
歯科医院から発信する「働き方改革」 フォーラムに参加しました♪
2018年7月28日
こんにちは!岩国のつぼい歯科クリニック スタッフのみっきーです!
7月21日、22日はクリニック全員で、5Sと組織化を主に行っている会社、デンタルタイアップさんのフォーラムに参加しました。
当院も2年後にはこのフォーラムで発表できるように、みんなでプロジェクト作っているところです。
日曜日の講演では、佐々木常夫先生のお話がすごく感動的で、会場では泣いている人もたくさんいました。
佐々木先生は、東レの管理職から社長も経験し、私生活では奥さんの介護と障がいのあるお子さん1人を含む3人の子育てもされた方です。
責任ある仕事も、奥さんの介護も、障がいをもったお子さんの子育も、働きながら3人の子育てをすることも、一つずつでも並大抵のものではないと思います。その全てを両立させるために、どんなことを考えてどんなことをしていたのかを聞いて、圧倒されました。
講演終了後、会場で佐々木先生の本は即完売!
出遅れた私たちは購入できませんでした><。
院長に佐々木先生の色々な著書を10冊くらい買ってもらって、みんなで順番に回し読みをしています。
当院も、
患者さまに接する時間は今より増やす。
片付けや滅菌作業の品質はさらに上げる。
そして片付けや滅菌作業にかかる時間をさらに短縮する。
というのが目標です。
チームワークでがんばります!
5歳から6歳児の熱中症対策としての飲み物について
2018年7月28日
こんにちは!岩国市のつぼい歯科クリニック 小児歯科専門医の吉村です。
あまりにも暑い日が続きますね。みなさまはいかがお過ごしですか?こんな中でも、先日の豪雨災害の後片付けや、お子さんの体を動かす習い事など、暑い中で作業や運動を行い、大量の汗をかいている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日はたくさん汗をかく時期の飲み物について歯科医師の立場からお話していきたいと思います。
歯とスポーツドリンクについて
脱水を予防するには塩分も必要
汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分が失われます。
水分と塩分の両方が過度に減少すると、いわゆる脱水症状になってしまいます。
汗をかく季節の水分補給は、通常の水分補給とは異なり、意識して塩分の補給もしなくてはいけません。
そのため、学校などではスポーツドリンクなどが推奨される場合があります。
スポーツドリンクに含まれる砂糖の量は角砂糖11個分!?
しかし、そのスポーツドリンク、虫歯の原因となるため飲みすぎは危険です。
スポーツドリンクには、確かに熱中症に有効なミネラル(主にナトリウム)が多くふくまれます。
一方で、糖分を見ると、砂糖や果糖ぶどう糖液糖、甘味料(スクロース)などが記載されています。
ポカリスエットの糖分は、500ml(ペットボトル)中で33.5g。
角砂糖(3g)の約11個分です。
この量は、風邪における栄養補給としては適量ですが、ふだんの飲料としてはとっても多めです。
スポーツドリンクは薬として捉えて飲むぐらいの意識が必要です。
飲んだ後には少し水やお茶なども飲み、お口から洗い流すなど工夫しましょう。
歯と炭酸飲料について
炭酸飲料もむし歯のリスクが高い飲み物です。
炭酸飲料は水とは違う喉での動きがあるようで、炭酸ガスと酸性度によるのど越し(定義があいまいです)と、糖分によるリラックス効果が美味しさの秘訣なようです。
実際、この『のど越し』というのは最近の飲料ではキーワードで、最近のノンアルコールビールは酸性度を高くして、さわやかさを演出しているようです。
炭酸飲料の酸性度は歯によくない
この酸性度も歯にとっては危険です。
pH7で中性、7以下になればなるほど酸性になります。
人間の歯はpH5.5を下回ると溶けだします。
上にあげたスポーツドリンクのpHは3-4、炭酸飲料はpH2付近なので、簡単に歯が溶けます。
酸性+砂糖で、虫歯リスクは大変高いものになります。
歯にとって良い水分補給のできる飲料とは?
では、結局どうしたらいいのでしょうか。
まず、熱中症には、ナトリウムの摂取を意識したほうが良いようです。
麦茶にも大目のナトリウムが入っており、砂糖0、pHにも問題なく、歯科医としては最もおすすめです。
ただし、厚生省の発表している熱中症予防でとるべき塩分量(50mgを30分-1時間ごとに摂取)をとるためには、500ml(ペットボトル1本)とる必要があります。
一方のスポーツドリンクでは、ナトリウム、砂糖も濃すぎるくらい入っているので、一口ぐらいで十分だと言えます。
歯にとって良く、熱中症予防にもなる塩麦茶
今回いろいろ調べたところ、虫歯にならないお子様の熱中症対策として最も良いのは、麦茶1リットルに塩一つまみ(2g)ぐらいの塩麦茶です。
どうしてもスポーツドリンクにしたい場合、スポーツドリンクを水で2-3倍ぐらいに薄めて下さい。
炭酸飲料が飲みたい場合には、砂糖や風味も何も添加されていない、ただの炭酸水、これは歯科医師として推奨できます。
少しだけpHは低いのですが(pH5付近)、砂糖が入ってないので、虫歯にはなりません。
日々の飲み物、これはかなり歯にも影響があります。
体にも、歯にも、バランスが大事です。
理解した上で、上手に水分補給をすることをおススメします。
まとめ
いかがでしたか?
- 汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分が失われ脱水症状になることがあります。
- 学校などではスポーツドリンクが推奨されることがありますが、歯には良くないです。
- ジュースを飲んだ直後に水を飲む、お茶にほんの少し塩を加えた自家製の予防ドリンクを作るなど工夫をすることがおススメです。
- 日々の飲み物は歯にもかなりの影響があり、体にも、歯にも、バランスが大事です。
工夫して上手に暑い季節を乗り切りましょう!
ご質問等があればお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
キシリトールガムが危険ってホント?
2018年7月14日
こんにちは!岩国のつぼい歯科クリニック 院長の坪井文です。
今日はキシリトールガムの話題です。
キシリトールってすごいですよね、甘いのに虫歯を作らないなんて!
皆さんはキシリトールと聞くと、何を連想されますか?
ネットではキシリトールの危険性について調べていらっしゃる方が多いようです。
今回はキシリトールとはそもそもどんな物質で、危険性の噂が本当かどうかについてお話していきます。
キシリトールってそもそも何?
キシリトールとは、糖アルコールと呼ばれる物質の一つです。
簡単に言うと糖に近い分子構造を持っているので甘く感じるけれど、虫歯菌が消化出来ず、人間も消化しにくい甘味料です。
危険性は無いのですが、消化に悪いものを一度にたくさん食べると、下痢を起こしやすくなります。
キシリトールガムやキシリトールのど飴などに「一度にたくさん食べると、お腹が緩くなることがあります」と書いてあるのは、この理由からです。
糖アルコールは人間も消化しにくい甘味料なので、虫歯予防の他にダイエットや糖尿病の方の食べられる甘味料としても利用されています。ドラッグストアなどで売られているエリスリトールなども、糖アルコールです。
エリスリトールはキシリトールと比べて下痢を起こしにくいため、家庭用の代用糖として袋売りできるんですね。
キシリトールを「天然素材」「天然由来甘味料」と解説されているウェブサイトをたまに見かけますが、天然にあるものを抽出して売られているわけではありません。白樺やトウモロコシの芯を原料にキシランという成分を抽出し、それを加工することでキシリトールが作られます。キシリトールは非常に安全性が高く、摂取上限も特にありません。
分類で言うと、「糖質系甘味料」の仲間です。
人工甘味料は危険!?
さて、太らない・虫歯にならない・糖尿病の方も安心というキシリトールですが、どうして「危険」説があるのでしょうか?
これは憶測になるのですが、人工甘味料にまつわるいくつかのエピソードが関係していると思っています。
キシリトールは人工甘味料の分類ではなく、糖質系甘味料の一種ですが、人工的に加工された甘味料ですので、混同されているのですね。
「人工甘味料」と聞いて「健康的!子どもに食べさせたい!」というイメージ、…あんまりないですよね。
これは「サッカリン」「アスパルテーム」という、物議をかもしたことがある人工甘味料によって、人工甘味料全体のイメージが悪くなってしまったことによるかと思います。
サッカリン…1960年代以前に、代用糖と言えばコレ!というくらいに人気があった人工甘味料。
1960年代に発がん性があるというセンセーショナルな実験結果が出て、大騒ぎになりました。日本では1973年に食品への使用が禁止されました。
アスパルテーム…ペットボトル飲料や市販のお菓子に現在でもよく使用されています。
コーヒーシュガーとしても良く使用され、家庭用では「パルスウィート」という商品名等で袋売りされています。
フェニルアラニンとアスパラギン酸というアミノ酸からできている人工甘味料で、発がん性は現在のところ確認されていません。
一方で、自然な食事では起こりえない、単一のアミノ酸を特別に多く摂取する生活を長期間続けることへの懸念は、今でも払拭されていません(安全だ、という論文もたくさんあります)。
この二つの人工甘味料はあちこちで批判されましたので、人工甘味料や代用糖そのもののイメージを大きく損なう原因となりました。
しかし、人工甘味料や代用糖そのものが悪いというわけでは無く、安全な物を選んで使用することは賢い選択だと思います。
出典:https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
その他の代用糖(特に手軽に入手できるもの)
還元水飴…糖アルコールの一種。虫歯を作らない。市販のキシリトールガムやノンシュガー飴によく使われている。糖アルコールなので虫歯を作らず低カロリー。
羅漢果(らかんか)…ウリ科の植物の実を乾燥させたもの。100%羅漢果粉末はなかなかお目にかかれませんが、エリスリトールとブレンドしたものがドラッグストアで売られています(商品名:ラカントなど)
マルチトール…これも糖アルコールの一種です。
スクラロース…安全性の高い人工甘味料と言われていて、よくお菓子や清涼飲料水に含まれています。
また、これらの人工甘味料の原材料が気になるという意見もよくあります。
ただ、個人的な意見では、原材料の問題は人工甘味料だけに言えることではなく、市販の加工食品やおかし、パンなど全般的に言えることだと思います。市販のお菓子やパンやジュースをお子さまに与える場合、同じように原材料の問題は発生します。
もちろん、「砂糖=悪」ではない!
カロリーが高いというのは言い換えると栄養価が高いということですし、虫歯になりやすい一方で消化によく、お砂糖がすなわち悪、というわけではありません。
取り方さえ間違えなければ、問題ありません。
歯科に関係することでは、歯にやさしいお砂糖の摂り方は、だらだらとお砂糖の入ったお菓子やジュースを飲んだり食べたりせず、時間を決めて食べる。
食べた後は歯みがきするなどです。
大切なのことは、メリット・デメリットを理解した上で選んだり、上手に組み合わせることだと思います。
まとめ
- キシリトールもキシリトールガムも安全であるが、一度にたくさん食べるとお腹が緩くなることがある。
- 甘味料にはたくさんの種類があり、虫歯になりにくいもの、カロリーが少ないものなどもある。
- お砂糖と甘味料を、上手に使い分けましょう!
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