こどもの口の中の虫歯菌はどこからくるの?
2016年10月5日
岩国市のつぼい歯科クリニック 院長の坪井文です。
今回はお子さんの虫歯菌はどこから来るのか?についてお話していきたいと思います。
虫歯は感染症
虫歯も歯周病も、ばい菌が引き起こす「感染症」です。
生まれたての赤ちゃんのお口には歯が生えていませんし、歯や歯周ポケットに棲む虫歯菌も歯周病菌も、もちろんまだいません。
では、そういったばい菌はどこから来るのでしょうか?
虫歯菌の代表格である「ミュータンス連鎖球菌」のDNAを解析して、子供の持つ菌が誰からもらった菌なのかを調べた研究では、お母さん由来が5割強、お父さん由来が3割程度、その他が2割であったそうです。
つまり、8割はお母さんお父さんからもらってしまうんですね。
できればお子さんに虫歯菌はもらって欲しくはないものです。
では、どうやったらお子さんが虫歯菌をもらう可能性を下げることができるでしょうか?
ちょっとクイズを考えてみましょう!
- 保護者の方による、お子さんへのチュー禁止。
- 味見スプーンに至るまで、徹底的に消毒する。食器共用は止める。
- 保護者の方が噛んで柔らかくした食べ物をお子さんに食べさせるのは止める
- 保護者の方も虫歯や歯周病をちゃんと治し、家族全員の口の中を綺麗な状態にしておく。
正解は3と4です。
特に3は、保護者の方の虫歯菌が直接お子さんのお口に入ってしまいますので、歯科医としてはおススメできません。
1と2も、「こどもが虫歯菌をもらわないようにするには有効じゃないの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
確かに、お子さんの感染防御という視点だけでは良いのですが、情操教育の観点では、保護者の方によるお子さんへのスキンシップが減ってしまうという欠点があります。
虫歯予防も大事ですが、お子さんにとって保護者の方とのスキンシップはかけがえのないもの。
しかも、そこまで徹底してお父さん・お母さんからの感染を防いでも、2割はどこからともなく貰ってきてしまう可能性が残るわけです。
スキンシップを減らさずに、お子さんに虫歯菌をうつす可能性を減らすには・・・
そう!4の家族全員で虫歯治療・虫歯予防がとても大切なんです。
主な感染源となる、保護者の方のお口の虫歯菌を減らしてしまおうというわけです。
前回、妊婦さんが虫歯や歯周病を予防した方が良いというお話をしましたが、お母さんだけでなくお父さんも虫歯や歯周病の無い綺麗なお口でいることが、お子さんのために大切なんですね。
まとめ
- お子さんのお口の虫歯菌は8割はお父さん・お母さん由来。
- ご家族全員で虫歯や歯周病を予防・治療しておくことで、お子さんへの感染リスクが減る
いかがでしたか?
次回は「歯石って何?どうしてほっといてはいけないの?」をテーマにお送りします。
岩国のやさしい歯医者さん つぼい歯科クリニック
〒740-0034
山口県岩国市南岩国町2丁目78-36
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お子さんを泣かせず上手に歯科医院に通わせるコツとは?
2016年9月23日
こんにちは!岩国市のつぼい歯科クリニック 院長の坪井文です。
今日は、お子さんを上手に歯科医院に連れてきて、治療を受けてもらうために、保護者の方に気を付けていただきたいことについてお話ししたいと思います。
お子さまが上手に歯科クリニックに通えるようになるためには、お子さまと歯科医師・歯科スタッフの信頼関係がとても重要です。
お子さまと歯科スタッフの信頼関係ができると…
「20秒だけ頑張ろうね。必ず20数えたら終わるからね」
という歯科スタッフからの声かけをお子さまが信じることができるようになります。
この声掛けができるようになると、お子さまがユニットの上でがんばってお口をあけられるようになります。
お子さまとクリニックの信頼関係が築けないと…
- ユニットに座ってから泣き続けて口をあけてくれない
- 待合室から診療室に行くまでに泣き続けて、診療室に行ってくれない
- 自宅からクリニックまでぐずって来られない
- 治療ができないということに繋がります。
お子さまと歯科スタッフの信頼関係を作るうえで一番大切なポイント
保護者の方が嘘をつかないこと。
保護者の方が優しい気持ちでかけた声かけが、お子さまから見ると「嘘」になってしまうことがあります。
お子さまと歯科医師・歯科スタッフの信頼関係をつくる妨げとなってしまうことがありますので、下記のような声かけにご注意ください。
お子さまに対して、注意していただきたい保護者の方の声掛け
歯科医師と打ち合わせなしに「今日は注射は無いよ」と約束してしまう。
注射が必要な処置であった場合、お子さまから見ると「嘘をつかれた」ことになってしまいます。
「痛くないよ」「見るだけだよ」「何もしないよ」と声をかけてしまう。
少しでも痛いと感じたり、見る以外のことをするとき、お子さまから見ると「嘘」になります。
お子さまが自分から歯科医院に行きたがる環境づくり
どんなに泣いてしまうことになっても、治療を受けたらお子さまをほめてあげてください
どんなに泣いてしまったとしても、お子さま本人なりに治療に向き合い頑張ったのですから、ご自宅でもしっかりほめてあげてください。
また、治療まではできなくても、
「ユニットの椅子に座れた」
「治療台で寝ころがれた」
「お口を開けて見せることができた」など、出来たことをほめてあげてください。
保護者の方からほめられることで、お子さまは治療を頑張れた、できたという達成感と自信を持つことができます。
頑張ったらほめられるという体験を繰り返すことで、よりスムーズに治療を受けることができるようになります。
ご協力をお願い申し上げます。
つぼい歯科クリニック
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歯を溶かす飲み物って?(お酒もあるよ♪)(食事管理 後編)
2016年9月10日
こんにちは、岩国のつぼい歯科クリニック 院長の坪井です。
さて、虫歯になりにくい食生活のお話、3回目は飲み物がテーマです。
お砂糖たっぷりのジュースが虫歯を作るのは、想像しやすいですね。
しかし、ジュースの注意点はそこだけではないんです。
ここにコーラと、コーラゼロがあります。
コーラゼロはお砂糖不使用で、虫歯を作らない種類の人工甘味料が使われています。
さて、問題です。
コーラゼロは歯を①溶かす ②溶かさない
どっちでしょう?
糖から虫歯菌が酸を作り、その酸が歯を溶かして虫歯が作られます。
酸が歯を溶かして虫歯になる。
酸が歯を溶かす。
さてこの飲み物は…炭「酸」飲料って言いますね。
はい、そうです、酸なので歯を溶かしてしまいます。
飲み物など、虫歯菌以外が原因で歯が溶ける病気を「酸蝕症(うしょくしょう)」と言います。
ちなみにお酒でも、シュワシュワ泡立つものは、全部炭酸入りです。
私の父は、とても几帳面に歯磨きするんですが、なぜか虫歯が多くて、本人は不思議がっていました。
子供の頃の私も一緒に不思議がっていましたが、今思えば父はビールでのんびり晩酌をして、そのままうたた寝してましたね、しょっちゅう。
晩酌してうたた寝しちゃう派のお父さんは注意です。
さて、炭酸を含むジュース以外は、どうでしょうか。
ジュースの味を思い出してください。
どれも甘酸っぱいですね。
甘いだけって、実は美味しくないんです。
甘酸っぱい、酸っぱい、酸。
大抵、クエン酸なり、アスコルビン酸なり、酸味の元になる何かが入っています。
100パーセント果汁のジュースは?
やっぱり、酸性です。
ここで注意していただきたいのは、酸性の飲み物は体に悪いっていう意味では無く、「だらだらと飲むと歯が溶けてしまう」っていうことなんです。
では、どう飲めばよいでしょう?
だらだら、ちびちび飲んで良いのはお茶や水にしておいて、ジュースなどは「食事や間食に合わせて」飲んで、食後に歯磨きすれば良いんです。
ぜひ参考にしてみてください。
お読みいただきありがとうございました。
虫歯になりにくい、上手なオヤツの食べ方(食事管理 中編)
2016年9月10日
こんにちは、岩国市のつぼい歯科クリニック 院長の坪井です。
前回は、虫歯になりやすいオヤツの特徴についてお話ししました。
お砂糖たっぷり、歯にひっつく、長時間口の中にある、というところを気を付けていただければと思います。
特に3つめの「長時間口の中にある」というのがなぜいけないか。
虫歯予防のポイントは、いかに口の中が酸性になる時間、つまり、歯が溶ける時間をいかに短くするかが大切です。
食事の最中から、口の中は、歯が溶かされるpH 5.4 以下になるけれど、唾液(つば)の作用により食後40分で元の状態に戻ります。
では、お出かけなどの時に、お砂糖たっぷりの飴をずっと舐めていると、どうなるでしょう。
テレビを見ながら、オヤツをパリパリ。
勉強のお供にジュースをちびちび。
口の中はずーっと酸性のまま、歯は溶けっぱなしです。
ちなみにジュースは歯科医的にはオヤツの仲間扱いです。
ほぼ全種、歯を溶かしてしまいます。野菜ジュースでもです。
虫歯になりやすい飲み物は、また別の日記または動画等で詳しくお話ししたいと思います。
虫歯になりにくい上手なオヤツの食べ方は、逆を心がければいいんです。
虫歯になりにくい上手なおやつの食べ方
①オヤツは「ながら食べ」しない。
②3時のオヤツの時間や、食後のデザートとして、必要量をお皿によそって食卓で食べる。
食事と同じで、オヤツも規則正しい食生活を送ることがとても大事です。
ジュースも、お砂糖たっぷりのものはなるべく避けた上で、野菜ジュースなどを飲ませたい時は食事や3時のオヤツのお供としてあげるとよいでしょう。
食事やオヤツと別タイミングで口に入れるより、同じタイミングの方が、口の中が酸性になる合計時間は短くなります。
次回は歯を溶かす飲み物(お酒もあるよ)についてお話ししていく予定です。
お子さんだけじゃなく、お父さんお母さんも、是非チェックしてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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虫歯になりやすいオヤツがあると聞きました。どんなものに注意すればいいですか?(食事管理 前編)
2016年9月10日
こんにちは、岩国市のつぼい歯科クリニック 院長の坪井です。
今回は、虫歯予防にとても重要な、食事の管理についてのお話ししたいと思います。
お砂糖が良くないとか、甘いものが虫歯を作るとか、キシリトールが良いとか、聞いたことがあるかと思います。
虫歯はどうして出来るのか
歯が生えてくると、虫歯菌が口の中に定着します。
その虫歯菌の餌は糖分です。
餌である糖分を得ると、虫歯菌は酸を出します。
この酸が、歯を溶かします。歯が溶けた状態が虫歯です。
虫歯になりやすいオヤツの特徴
1)お砂糖=蔗糖(ショ糖、スクロース)がたっぷり
糖分にも色々あって、お砂糖=蔗糖は虫歯菌の大好物、虫歯菌を大増殖させる王者です。
母乳や牛乳に含まれる乳糖や果物に含まれる果糖も糖の仲間ですが、虫歯菌を増やす力は蔗糖に比べるとずっと低いです。
甘い市販のオヤツは、甘味料としてお砂糖を使っていることが多いです。また水飴も書かれている場合もお砂糖が使われています。
ですから、ジュースよりお茶や牛乳、市販のお菓子より果物の方が、虫歯を作りにくいのです。
キシリトールやソルビトールといった代用糖や、マルチトースや還元水飴など虫歯になりにくいよう加工された甘味料を使ったオヤツもあるので、原材料欄を見て選んでくださいね。
ちなみにキシリトールは一度にたくさん食べるとお腹が緩くなりやすい(虫歯菌も人間も消化できないのです)ので注意しましょう。
2)歯にひっつく
虫歯を作りやすいオヤツのもう一つの特徴として「歯にひっつきやすいこと」があります。
飴、キャラメル、ソフトキャンディー、チョコレートなど、お砂糖がたっぷりで、かつ歯にひっつきやすいものは、唾液で簡単に流されずに虫歯菌にじっくりと餌を供給してしまいます。
歯にひっつくオヤツはなるべく避けること、あげるときはお茶や牛乳などと一緒に食べる、食後すぐに歯磨きするなど、工夫しましょう。
3)長時間口の中にある、だらだら食べる
代表格は飴です。口の中で飴をコロコロしているその間、虫歯菌はずっと餌が貰えている状態です。
また、袋ごと飴やチョコなどをもらうと、子供は食べている間ずっと大人しくしていてくれますので、お母さんは大助かりなのですが、虫歯菌にとっても大助かり。
これは本当に虫歯リスクが高いオヤツの食べ方なので、注意してください。
次回は、虫歯予防にとても重要な食事の管理、その食べ方についてお話します。
お読みいただき、ありがとうございました。
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1歳半頃に卒乳と言われますが、子供が泣くので心が折れそうです。どうしたらいいですか?
2015年12月11日
こんにちは、つぼい歯科クリニック院長の坪井です。
今回は前回に引き続き、卒乳のお話をします。
「卒乳のタイミングを逃すと、虫歯になりやすい」ということを前回お話ししていますので、そちらもご覧くださいね。
関連記事
卒乳が遅くなると、こどもが虫歯になりやすいと聞きました。本当ですか?
夜泣きって辛いですよね
卒乳は1歳半を目安にと思って、計画的に頑張って子供の食事リズムをつくり、水分もコップから飲めるようになった。
でも、夜はおっぱいを欲しがる。
おっぱいをあげないと夜泣きをする。親御さんは困りますよね。
私に相談される親御さんも、夜間授乳を辞めるところで夜泣きにあって、困っておられる方が多いです。
でも夜間授乳って、虫歯のことを考えると一番良くないんですね。
「哺乳瓶にお茶作戦」のススメ
親御さんへのアドバイスは、
夜間授乳を求められた場合、しっかりスキンシップをとりながら、哺乳瓶に「赤ちゃん用のお茶」を入れて飲ませてあげる。
それを、とりあえず10日頑張ってみる、ことです。
この時、しっかりスキンシップを取ることがとても大切です。
赤ちゃんが求めているのは「スキンシップ」
卒乳の難しさは、赤ちゃんにとってのおっぱいは単なる食事ではなく、お母さんとのスキンシップという大きな側面があるからでしょう。
昔は虫歯リスクを重視して、「1歳で断乳」が好ましいと言われていたのですが、今は赤ちゃんの発達に応じての
スキンシップを重視して「1歳半で自然に卒乳」という表現に変わりました。
しかし、『自然に卒乳』といっても、子供がいつまでもおっぱいを要求したら?
ママとのコミュニケーションや安心感を求めて、2歳を超えても自然な卒乳が出来ないという場合は悩みどころです。
授乳のスキンシップ効果が重要であることは言うまでもありませんが、それで虫歯を作って歯科医院で大泣きしながら治療を受ける子供を日頃みている歯医者としては、ズルズルと授乳を続けるのはあまりおススメできません。
なるべく計画的に卒乳準備を始め、1歳半には卒乳。
夜間授乳を求められたら哺乳瓶にお茶、
スキンシップはその分たっぷりで!をぜひ頑張ってみてください。
今回のまとめ
- 夜間授乳には「哺乳瓶にお茶」作戦を。
- 赤ちゃんが本当に求めているのはスキンシップ
- おっぱいの代わりのスキンシップをたっぷりと!
岩国市のやさしい歯医者さん・つぼい歯科クリニック 院長の坪井がお送りしました(^^)
卒乳が遅くなると、こどもが虫歯になりやすいと聞きました。本当ですか?
2015年12月10日
こんにちは、つぼい歯科クリニック 院長の坪井です。
今回は卒乳について歯科医師の立場からお話しします。
卒乳の目安時期
現在では、1歳半が卒乳の目安時期とされています。
卒乳時期が遅くなると、虫歯になりやすいということが研究によりわかっています。
そもそも、虫歯とは?
虫歯は虫歯菌が糖を餌に酸を作り出し、その酸が歯を溶かすことでできます。
甘い飲み物を飲んだ後、歯磨きしないで放っておくと、
口の中がちょっと酸っぱくなったことありますよね。
何故、酸っぱいものを新たに食べてないのに、口の中が酸っぱくなるか?
それは、甘い飲み物に含まれる糖分から、虫歯菌が酸を作っているからなんですね。
虫歯予防のポイントは、いかに口の中が酸性になる時間、
つまり、歯が溶ける時間を短くするか、というのがポイントになります。
歯は溶けたり戻ったりを繰り返している
グラフは食事をした後のお口の中の酸性度(pH)を見たものです。
食べた後すぐ、歯が溶かされるpH 5.4 以下になります。
その後、唾液(つば)の作用により40分で元の状態に戻ります。
口の中のpHが元に戻ると、唾液の働きで「再石灰化」が起きます。
「再石灰化」とは、唾液の中に含まれるカルシウムが歯に戻っていき、食事で溶けてしまった歯が元に戻ることを言います。
歯はいつも同じ形に見えますが、ミクロの世界では、溶けて戻ってを繰り返しているんですね。
では、だらだらと不規則・頻繁に食べ物を食べたり、糖を含んだ飲み物を飲むとどうなるでしょうか。
上の図のように、歯が溶ける時間が長くなってしまう、
すなわち虫歯になりやすくなってしまいます。
これは大人でも同じですよ。
夜間授乳は虫歯リスクが高い習慣!
お母さんの母乳には、乳糖と言われる成分が含まれています。
母乳単独ではほとんど虫歯リスクは無いと言われているのですが、
離乳食と併せて摂るようになると、合わせ技で虫歯リスクが上がります。
つまり上の右側の図のように、離乳食と授乳がそれぞれ「食事」として
口を酸性にしてしまい、歯が溶ける時間が非常に長くなってしまうのです。
特に、夜間授乳は虫歯のリスクを跳ね上げてしまうと
言われていますので、注意してくださいね。
夜間授乳については、また改めてご説明します。
今回のまとめ
・卒乳は1歳半を目安に
・糖分の含まれた食べ物・飲み物をだらだらと摂ると虫歯になりやすい
・離乳食期からの夜間授乳は虫歯リスクが高い
それでは、岩国市のやさしい歯医者さん・つぼい歯科クリニック院長 坪井がお送りしました~(^^)
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