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歯医者がおススメしたい歯磨き粉とは?

2023年3月28日

こんにちは、つぼい歯科クリニック勤務医の荒田です。
今日は歯磨き粉について話していこうと思います。

近年多くの歯磨き粉が店頭に並び、果たして

どれを選んだらいいのか迷った経験はないでしょうか。
今回のこの記事で歯磨き粉を選ぶ一助になれば幸いです。

 

 

1)歯磨き粉の歴史

日本における歯磨き粉の祖先をご存じでしょうか。
それは『焼いた米糠』『若葉などを焼いた灰』『焼き塩』

 

江戸時代より更に以前から使用されており、

少量の水に溶いて現代の歯磨き粉のように使っていたようです。
焼いた米糠や若葉はアルカリ性で、殺菌作用を有します。
当時はまだ虫歯菌や歯周病菌など病原菌の存在が

判明していなかったにも関わらず、

経験的に良いことが分かっていたんですね。

 

焼き塩は、おそらくは塩の粒子を研磨剤のように

使ったものかと思います。

 

江戸時代からは研磨剤と漢方薬

(血行を良くする丁子や、抗菌作用がある香料の龍脳など)を

混ぜた歯磨き粉が江戸っ子に普及していきました。

 

つまり歴史的に歯磨き粉は

・研磨作用

・抗菌作用

・口臭予防

を目的に使われてきたのです。

 

2)歯磨き粉の効果

 

現代の歯磨き粉は、以下のような効果が得られます。

 

研磨作用:効率的に歯垢を取り除き、ステインの除去も期待できます。

抗菌作用:虫歯菌や歯周病菌の活動を抑えます。

口臭予防:歯と歯茎を清潔に保つことで口臭を予防します。

再石灰化作用:フッ素の働きで、虫歯を予防します。

そのほか:知覚過敏や歯茎の血行改善などを目的とした歯磨き粉もあります。

 

3)歯磨き粉選びに、何を重要視すべきか

 

歯医者としては

・メントールが強すぎないこと

・発泡剤不使用、もしくは低発砲タイプであること

・フッ素が配合されていること

・研磨剤が歯に優しいタイプのものであること

・知覚過敏や歯周病など、そのほかに重視することがあれば目的にあったもの

といった歯磨き粉をおススメしています。

実のところメントールによる口の中の清涼感や、

発泡剤による泡立ちには汚れを落とす能力はありません。

 

泡立つことにより磨いているイメージを強くさせ、

清涼感を得ることですっきりとした気分にさせる為に

配合されているのです。

「磨けてなくても磨けたと錯覚しやすい」ために

香料も発泡剤も控えめのものがおススメです。

 

フッ素配合については、国内のほとんどの歯磨き粉に

配合されているので、あまり考える必要が無いかもしれません。

 

研磨剤は粒子の大きいものはステインの除去効率は高いですが

歯周病に罹患している場合は、歯茎と歯の境目に

入り込んでしまったり、歯の表面を傷つけてしまったり

することがあります。

ですので、研磨剤は粒子が細かいか柔らかいか、

あるいは薬効成分の粒子が研磨剤的な働きもするため

あえて研磨剤として炭酸カルシウムや無水ケイ酸などは

不使用であるか、といったものがおススメです。

 

いっぱい、成分名が出てきて、覚えきれませんね!

自分で選択するのが難しければ歯医者に相談するのが一番かもしれません。

どこの歯医者さんでも、このあたりのことを考えた上で

おススメの歯磨き粉を窓口販売していると思います。

 

まとめ
1.香料も発泡剤も控えめの歯磨き粉がおススメです
2.種類がとてもたくさんあるので、ご自身のお口の状態に

ぴったりの歯磨き粉に迷ったら、

歯科医師か歯科衛生士に選んでもらいましょう

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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