ブランクがあっても安心!歯科衛生士の復帰とキャリアアップが叶う職場とは?
2025年11月29日
出産、育児、転勤……生活の変化で歯科衛生士の仕事から離れることは誰にでも起こり得ます。
「復帰したいけれど、自分の技術で大丈夫かな?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、ブランク後のキャリアアップは“どこから再スタートするか”で大きく変わります。
こんにちは、医療法人つぼい歯科クリニックおとなこども矯正歯科 院長の坪井です。
この記事では、復帰歯科衛生士さんに向いているキャリアパスについて、当院の支援方針も交えてまとめました。
復帰を考えている方や、ブランクがあるわけではないけれども給与アップを目指しての転職などで不安を感じている歯科衛生士の方に、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。
▼▼▼この記事の概要を図解化▼▼▼

1)復帰後のキャリア形成は「SRP」が分岐点
ブランクから復帰する際、もっとも大きなポイントとなるのが SRP(スケーリング・ルートプレーニング) の技術です。

◆ SRPは出来ないが、超音波での縁上歯石除去やデブライトメントは出来る
- 超音波スケーラーで適切にデブライトメントができる
- 縁上歯石+縁下歯石を2〜3mm程度まで除去できる
このレベルの技術がすでにある方は、復帰直後から「病的な歯周ポケットが無い方」「若年者」の歯周処置が可能です。
重症歯周病患者でも、初診ではまずは縁上歯石と浅いポケット部分の歯石除去のみをクリーニングするため(いきなり深いポケットの底はアクセスが出来ない/無理にアクセスすると痛い)、担当可能なことも。
難易度の低い症例を経験しながら、徐々に対応できる症例を増やしていきましょう。
◆ SRPができる:ベテランとして即戦力に!
- ハンドスケーラーの研磨ができる
- ハンドスケーラーで縁下歯石の除去ができる
縁下歯石の除去といっても、PPT4~5㎜の隣接面なのか、分岐部病変なのか、難易度は千差万別。
ポケットが深い場合は、主治医に相談の上、CTを撮影して骨の状態を把握してからSRPを行うこともあります。
以前は10枚法デンタル撮影で骨の状態を確認しながらSRPをすることが主流でしたが、現在は10枚法デンタルより精緻に骨の状態を確認できる歯科用CTも、歯周治療の強力なツールとして選択可能です。
◆◆コラム◆◆ DHカンファレンス

当院では治療方針については、随時主治医と相談しながら進めていきますが、月に1回のDHカンファレンスで、治療方針や診療上の疑問をみんなでシェアして学ぶ場を設けています。
診療から自分で疑問点を見つけてきて、歯科医師に質問し、フィードバックを受けるのは大変勉強になりますが、
- 「自分からは疑問や質問は出すのが苦手」
- 「忙しそうなドクターに話しかけて良いタイミングが分からない」
という、入職したての歯科衛生士さんには、ちょっぴりハードルが高め。
そこで、DHみんなでドクターに出す質問を決めて、院長を含む3~4人のドクターが質問に答えたり、ディスカッションしたりするDHカンファレンスは「まだ自分からは疑問や質問は出せない」という歯科衛生士さんにも「聞くだけで勉強になる」と大好評です。
CTの読影法のような基礎的な内容から、インプラント周囲炎のメンテナンス、咬合力のコントロールなど、ちょっとアドバンスな内容まで幅広い話題が取り扱われますので、ご興味のある歯科衛生士さんはぜひお問い合わせください。
復帰は考えていないけれど、勉強会だけ参加したい、という方も大歓迎です!
2)SRPに自信がない場合:基礎を取り戻すことが最優先
「しばらく触っていないので不安…」「そもそも学び直したい」という方も、まったく問題ありません。
まずは基本の再習得からスタートしていきましょう。
◆ 再習得のステップ
- ハンドスケーラーをきちんと研げるようになる
- 刃の構造を理解する
- 実際に操作して感覚を取り戻す
特に、第二子出産や転勤で再ブランクが生じる可能性がある方こそ、SRP技術を確実にしておくと安心です。
どんな職場でも柔軟に働ける大きな武器になります。
私たちと一緒に、患者さんの笑顔のために働きませんか?
ご興味をお持ちの方は、ぜひ当院の求人情報をご覧ください。ご応募をお待ちしております。

3)ママさん歯科衛生士に向いているキャリアも
出産・育児経験は歯科衛生士として大きな強みになります。おすすめの分野はこちら。
◆ 小児の予防と口腔機能のサポート
- 子どもの虫歯予防
- 小児口腔機能発達不全症へのアプローチ
- 「お口ポカン」への機能トレーニング
- 妊婦さんやママへの口腔ケア指導
現代では、お口ポカンのお子さんが半数ともいわれるほど。
機能面の支援ができる歯科衛生士の需要は非常に高まっています。
「まだ経験がなくて不安…」という方も、働きながら学べる環境であれば、ご自身の育児にも役立ち、経験がそのまま仕事にも活かせます。
◆◆コラム◆◆ MFTスクール
当院には、子どもの口腔機能の発達を専門的にサポートする「MFTスクール」があります。
専任の保育士が子どもの姿勢や呼吸、口腔機能をチェックし、習い事として受けられる有料レッスンを行っています(※保険診療ではありません)。
歯科衛生士がこのMFTスクールのレッスンを担当することはありませんが、日々の診療では小児口腔機能発達不全症への保険指導を行います。そのため、専任保育士やMFTスクールで扱っている内容を横で学べる機会が多く、
- 姿勢の指導
- 口腔機能トレーニング
- 遊び感覚で継続できる小児トレーニングの組み立て方
などを、日常の業務の中で自然と吸収していける環境です。
「子どもの成長を支えたい」「育児経験を活かしたい」というママ歯科衛生士さんにとって、学びながら専門性を広げられる魅力的なフィールドになっています。

4)前職でCR充填をしていた方に向いているキャリア
以前の職場で CR充填 を行っていた歯科衛生士さんには、アライナー矯正のアタッチメント装着業務にも適性があります。
当院では
- 歯を削った後のCR充填: 歯科医師のみの業務(絶対的歯科医行為:歯科医師のみが行う医療行為)
- 削らない歯へのアタッチメント装着: 歯科衛生士が担当可能(相対的歯科医行為:歯科医師の指導の下、歯科衛生士が行う医療行為)
としています。
[参考リンク:歯科医師と歯科衛生士の業務範囲って、どうちがうの?]
ですから、ドクターが形成した歯にCRを充填していただくことは、当院ではありません。しかし、CR充填スキルから得た確実な防湿やCRという材料の特性を理解していることは、アライナー矯正におけるアタッチメント装着作業に非常に役立ちます。
復帰後の新たなキャリアとして矯正領域に進むのも、非常に有望な道です。
5)一人ひとりに合わせた「復帰プラン」が大切
ブランクの長さ、家庭の事情、これからの働き方——復帰歯科衛生士さんの状況は人それぞれです。
当院では、
- できる業務からスタートできる
- 働きながら自然に業務範囲を広げられる
- 慣れた業務を深めつつキャリアアップできる
- 個人ごとに復帰プランを考える
そんな「無理なく成長できる働き方」をサポートしています。

7)まとめ
ブランクがあっても、技術があっても不安があっても、必ず再スタートできます。
SRPを軸にしたキャリア形成、小児・マタニティ支援、アライナー矯正など、復帰後の道は多彩です。
「もう一度、歯科衛生士として輝きたい」
そんな思いを、私たちは全力で応援します。
➤ 当院では、医院見学を随時受け付けています。
教育カリキュラムやキャリア支援の仕組みを、ぜひ実際に見て・感じてください。
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ご応募をお待ちしております。










