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インビザライン矯正のよくある「後悔」と、そのリカバー法

2024年2月20日

インビザライン矯正のよくある「後悔」と、そのリカバー法

 

こんにちは、岩国のつぼい歯科クリニックおとなこども矯正歯科 院長の坪井です。

今日は「インビザライン矯正をやってみて後悔したこと」をご紹介しようと思います。

 

よくある後悔と、それに対する対策もありますから、ぜひ最後までお読みくださいね!

 

 

1)インビザライン(Invisalign)矯正の特徴

 

透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使って歯並びを調整する方法です。

従来の矯正治療と異なり、歯に金属のワイヤーや複雑な形態の装置が付かない、

食事と歯磨きの際はマウスピースを外せることが特徴です。

 

インビザラインの利点(長所)

・治療中の見た目が良い

・矯正していることを気づかれないことも多い

・装置が外れたなどで急患受診しなければいけないことが少ない

・マウスピースを外して歯磨きできるので、衛生的

・マウスピースを外して食事ができるので、食事制限が無い

・奥歯を動かすので、抜歯を回避できることも多い

 

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについては

こちらでも解説しています。

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いとは?

ぜひお読みくださいね✨

 

しかし、インビザラインがすべての面でワイヤー矯正より優れているというわけではありません。

マウスピース矯正特有の、課題・短所もあります。

 

以下では、よくある後悔について詳しく説明します。

2)インビザライン矯正の「よくある後悔」

岩国 歯医者 後悔

2-1) マウスピースの使用時間が長い

インビザライン矯正において、マウスピースの使用時間は「1日20~22時間」

使用時間が長いというより、食事と歯磨き中だけ外せるって感じです。

使っていない時間は、歯が動かない時間ではなく「歯が後戻りする時間」です。

 

それもそのはず、従来のワイヤー矯正は「そもそも自分では外せない」のですから、

外せない、装置が付いている状態が「矯正中の標準の状態」なんです。

 

それを「食事中と歯磨き中だけは外せるようになった、画期的な矯正法」がインビザラインです。

 

食事中と歯磨きの時に外せる=「装置が取れにくい」「食事制限が無い」「歯磨きがしやすい」

ですから、矯正中の不快感は非常に少なくなりますし、

装置が外れたことによって急患来院しなくてはいけない回数もかなり減らすことができました。

 

一方で「装置をサボることが出来てしまう」という欠点も生まれました。

 

「寝る時だけつけてれば良いんでしょ?」

「1日の半分以上使っていれば十分長い時間頑張ってると思う」

みたいな感じで使ってしまうと、歯は動きません。

 

インビザラインのよくある失敗談に「装着時間が足りない」というパターンがあります。

お仕事でお料理の味見や、会食の機会が多い方に、この失敗パターンが多い印象があります。

当院でも、料理人の方にはワイヤー矯正の方をおススメしたりしています。

 

★対処方法

 

・お仕事で味見などが多い職種の場合は、最初からワイヤー矯正にする。

・外食や会食の機会が多い場合も、何時間もだらだら食事せずに、出来る範囲で食べる時間をコンパクトにする。

・矯正加速装置を併用することで、治療期間そのものを短くする。

 

★矯正加速装置とは?

歯に振動や光を与えることで、歯の周囲の骨のリモデリング(骨の吸収と再生)を活発化させる装置です。

元はインプラントが骨に結合するのを加速させる目的で開発されました。

若年者の場合は、7日交換のマウスピースを、4日交換にできるほど、矯正が加速されます。

この装置を使えば、1日のマウスピースの使用時間が短くなるわけではありません。

しかし、治療期間を短くすることができますから、「この期間だけは頑張ろう」と予定を立てやすくなります。

 

2-2) 前歯が思うほど下がらなかった

インビザライン矯正は、前歯を傾斜移動させることで歯並びを整えるため、前歯を後ろに引っ込める量には限界があります。

 

とはいえ、4㎜程度(条件があえばもっと)は前歯を下げることが可能です。

また、下顎のかみ合わせを前に動かすことで、上下の前歯の差を減らすことで、7~8㎜前歯が引っ込んだように見えます。

 

ただ、それでもワイヤー矯正よりは歯の移動の自由度が低いというのも事実です。

 

ですから、インビザライン矯正を行う場合は事前に前歯を引っ込める量をシュミレーションで確認していただいてから、治療を開始することとなります。

当院でもシミュレーションを見た上で「もっと、前歯が下がりませんか?」とおっしゃる患者さんには、便宜抜歯(矯正治療のために歯を抜く)をしたり、より自由度が高いワイヤー矯正に切り替えたりして、患者さんが最終的に目指したいゴールへ到達できる治療方法を選択していただいています。

 

しかし、PCでシミュレーションを見たときは「こんなに前歯が引っ込むなんて、素敵!」と思ったのに、いざ、治療が進むと「もうちょっと前歯を下げたかった」と後悔してしまう方も稀にいます。

 

「シュミレーションを見たときは、このくらい治るなら、見た目の悪いワイヤー矯正より目立たないマウスピースが良いと思ったけれど、やっぱり、もっと前歯が下がるプランにしておけばよかった」

 

せっかく頑張ってきたのだから、後悔は無いようにしたいですよね。

大丈夫です。

対処方法はありますので安心してください。

 

★対処方法

・ワイヤー矯正(便宜抜歯あり)に切り替える

 

当院ではこうした場合、目指したいゴール(前歯をどれだけ下げたいか、など)について改めて相談の場を設け、ご希望があれば便宜抜歯(横の歯を間引いく)ありのワイヤー矯正への切り替えをさせていただいております。

 

 

3)まとめ

 

いかがでしたか?

 

インビザラインは沢山の長所がありますが、

・マウスピース装着時間が長い(20~22時間)こと

・前歯を引っ込めることができる量が、ワイヤー矯正と比べると小さい

という側面があります。

 

十分な説明やシミュレーションを見て検討した上で治療開始しても

「もっと●●なハズだった」という後悔してしまうことも、無いとは言い切れません。

 

最初から後悔が無い選択をすることが最も大事ではありますが、

もし「思っていたのと違う」と感じた場合は、当院ではワイヤー矯正への切り替えをおススメしています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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