歯列矯正はどんなものがあるの?
2016年9月27日
こんにちは!岩国市のつぼい歯科クリニック 院長の坪井文です。
当院は矯正歯科もしているため、色々な矯正を希望される患者さまが来られます。
かなり具体的に調べて来られる方から、
「学校検診で言われたので来たんですけど、そもそも矯正ってどんなものですか?」
という方までいらっしゃいます。
今回は、歯列矯正の種類をテーマに、特に質問の多い成人矯正についてお話しします。
歯列矯正の種類
小児矯正(Ⅰ期治療)
乳歯が残っている時期に行います。
成人矯正(Ⅱ期治療)
すべて永久歯になってから行います。
小児矯正も成人矯正も、それぞれ様々な特徴を持つ治療法、治療装置があります。
成人矯正
フルブラケット法
多くの方が「歯列矯正」と聞いて思い浮かべるのがこの治療法です。
奥歯などを固定源にして、歯並び全体を治す治療が一般的です。
基本的に歯の表側に「ブラケット」と呼ばれる装置を付けて治します。
口元をひっこめたい場合や、ガタガタが大きい場合にも使用できます。
ブラケットの種類
メタルブラケット
金属製の装置で遠目にも目立ちますが、丈夫で格安という利点があります。
画像http://www.hanarabi-smile.jp/
セラミックブラケット
セラミック製の装置で目立ちにくい利点があります。
画像http://www.hanarabi-smile.jp/
前歯だけの部分矯正
フルブラケット法と同じく「ブラケット」を歯の表面に付けますが、治したい前歯の部分だけに付けて治す方法です。
フルブラケットの半額以下の費用で、半年程度の治療期間で治る利点がある一方、歯のガタガタが大きい場合や、口元が出っ張っているのを治したい場合、糸切り歯の位置を治したい場合、前歯以外の歯の位置移動などには使用できません。
前歯をちょっとだけ治したい場合の「プチ」な矯正です。
ブラケットはメタルブラケットとセラミックブラケットから選ぶことができます。
マウスピース矯正
目立たない透明マウスピースで歯並びを治す、非常に審美的な治療法です。
画像http://www.invisalign.co.jp/
マウスピースが取り外し可能なので、食事も歯磨きもとても楽です。
しかし、取り外しが可能であるがゆえに、しっかり装置を使って頂かないと治療期間が長引く傾向があります。
また、歯並びのガタガタが大きい場合や、骨格の問題で噛み合わせに問題がある症例には使用できません。
装置がすべて外注となるため、他の治療と比べて費用が割高となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめますと、
フルブラケット法
ほとんどの症例に使用可能。
セラミックブラケットを選べば目立ちにくい。
前歯だけの「プチ」な矯正
前歯だけ治したい場合に安価で短期間で治せる。
部分矯正の適応症例にあてはまらなければ治療をすることができない。
(部分矯正を希望されても、部分矯正では無理な症例も多い)
セラミックブラケットを選べば目立ちにくい。
マウスピース矯正
つけている姿が一番自然。
しっかり装置を使わないと治療が長引いてしまう。
費用は割高な傾向。
希望されても、適応症例に当てはまらず、できないことも多々ある。
歯列矯正にご興味のある方はお気軽にご相談ください。
セカンドオピニオンも承っています。
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