マウスピース矯正にもいろいろある!?~インビザラインとそれ以外の違いとは?~
2023年7月7日
こんにちは、岩国市のつぼい歯科クリニック
おとなこども矯正歯科 院長の坪井です。
今日は当院でも大人気のマウスピース矯正のお話です。
透明で、矯正していることが分からないと
大評判のマウスピース矯正ですが、
当院に矯正相談にいらっしゃる方の中に
「他院では40万円って言われたけど、
どう違うのでしょう?」
「ネットで検索してみたら、
来院せずに出来るのもあるみたい。
来院せずに矯正ってできますか?」
などのご質問を受けることがあります。
今回はマウスピース矯正の種類と違いについて
お話ししたいと思います。
マウスピース矯正にも、種類がある⁉️
マウスピース矯正で検索すると、上の方から
・インビザライン
・キレイライン
みたいな感じでいくつか種類が出てきます。
そしてどの医院でやろうかな~?と
各医院のページを開いてみると
今度は「インビザラインGo」「インビザラインファースト」
と、インビザラインシリーズで何個も出て来てしまいます。
「種類、多すぎ!どうちがうの!?」
って思いますよね。
1)メーカーによる差
代表的なメーカーは
・インビザライン
・キレイライン
・ASOアライナー
・クリアコレクト
・Oh my teeth(通院不要)
・hanaravi(ハナラビ)(通院不要)
上記はほんの一部で、実際はまだまだあります。
数年前は有名どころは10社程度だったのが、
ここ3年で、かなり数が増えました。
ただ、シェアは相変わらず
圧倒的にインビザライン1強です。
どうしてかというと、
シェアが大きいからこそ
治療精度が高くなるという
マウスピース矯正の特徴があるからです。
2)インビザラインを採用する医院が多いワケ
マウスピース矯正は、うまく歯が動かなかった場合は
「追加アライナー」という装置を発注しますので
矯正治療がどの程度うまくいったかを
マウスピース製作会社が追跡することができます。
シェアが大きいと、その情報を
莫大な規模で集めることができるんです。
マウスピース矯正は、最初にマウスピース製作会社が
矯正担当医の指示で治療計画を立て、
それをまた、矯正担当医が修正してマウスピースを作ります。
膨大な治療計画と、その成功と失敗のデータを
持っていると、この治療計画の精度が変わるんです。
ドクターが治療計画を修正するにあたり
「統計上、このパターンは成功率低いです」
「統計上、このパターンはほぼ成功します」と
AIが教えてくれるので、
矯正担当医の計画修正の精度も高くなります。
インビザラインで矯正治療した人は世界累計1400万人。
1997年から26年間で累計した、この数字を
他社が抜くことは、今後も無いのではないかと思います。
上記のような理由で、インビザライン以外の
マウスピース矯正の会社は、治療成績や信頼性以外の
部分で差別化しています。
価格の安さや、通院不要といった部分ですね。
それはそれで大事な要素とは思いますが
「マウスピース矯正はどれも同じ」ではないことは
ご理解いただけたらと思います。
3)インビザラインにも色々ある
で、マウスピース矯正のややこしさに拍車をかけているのが
インビザラインにも何種類もあるということです。
インビザライン:
軽度~中等度の歯並びの問題を解決するために使われます。
全ての歯を動かすプランです。
インビザラインGo:
軽度の歯列矯正に特化されたプラン。
大臼歯は動かさない前提の治療になります。
インビザラインファースト:
乳歯が残っている症例に特化されたプラン。
それぞれ、向き不向きや、
費用・治療期間・保証期間の差があります。
これは次回に詳しく解説しますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まとめ
・マウスピース矯正は、治療精度の評価が高いインビザラインを採用する医院が多いです。
・インビザライン以外の会社は、価格や利便性で差別化しています。
・インビザラインの中でも種類があり、費用・治療期間などに差があります。